私の弟です。
隣のお店「Sakuragi」のマスターです。
三洞の料理のほとんどを彼が作っています。
私ととっても似ています。
風貌だけではなく、性格や趣味も似ています。
字も文章も非常に上手いです。
私と違って、絵も上手です。
大きく違うのは、利き手ぐらいでしょうかね。
弟は左利き。
でも、包丁は右手です。
弟はこの本「手間隙掛けて作る~こだわりの休日レシピ」の著者です。
私は8冊の本を出していただいていますが、料理本って、出版社は敬遠するものなのです。
理由は、売れないから。
タレント本でもなかなか売れないそうです。
でも、弟は出せた。
経緯は、私の店に、私の本の打ち合わせで、編集者が来てくれるわけですね。
で、打ち合わせが終わったら、当然飲食になる。
そこで、「これ、美味いですね~。これだったら、本になりますね~。出しませんか?」
という話になったのです。
それぐらい美味しいということなのです。
味自慢だの、素材がどうの、出汁がどうのと謳うお店は多々ありますが、
レシピ本の著者が料理を作っているお店は、そうそうありませんよ。
とは言っても、弟の料理はシンプルです。
基本は、「旬の素材の味を生かす」。
ゴテゴテ飾り立てる料理は「ごまかしだよ、ああいうのは」と言って、決して作りません。
懐石であっても、とっても素朴に作ります。
料理本の著者が作る料理をリーズナブルな価格で楽しんでいただけます。
皆様、是非ご賞味下さい。